不妊症
不妊治療でよく使用される漢方薬
- 当帰芍薬散
- 中肉中背、体力のない、色白の方などに処方されます。冷え性、貧血傾向、黄体機能不全にも効果があるとされています。
- 温経湯
- やや虚弱体質の人に処方されます。皮膚が乾きやすく、手のひらや足の裏がほてる反面、下腹部は冷えやすい症状など、月経不順、不正出血、排卵率の向上に効果があるといわれています。
- 当帰建中湯
- 体質的に弱く、腹部に張りがあり、冷えのある方に効果があるとされています。
- 桂枝茯苓丸
- 症状はあまり強くなく、肌荒れ、月経異常、下腹部に圧痛があり、冷えとのぼせが共存しているような人に用いられ、下垂体の活性化による卵巣改善ばかりではなく直接卵巣に働く作用もあるといわれています。
- 桃核承気湯
- がっしりしたタイプの人で、便秘、のぼせ、月経時のいらつき、のある方に用いられます。
- 通導散
- 下腹部に圧痛があり、便秘がち、胃腸のあまり丈夫でない、比較的体力のある方に用いられます。
- 芍薬甘草湯
- 高プロラクチン血症、高テストステロン血症に効果的とされ、排卵、妊娠率が向上。実際に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)において、ステロイドの使用量の減少や、ステロイドを用いずに排卵に成功した症例などもでています。
- 加味逍遥散
- 比較的虚弱体質で、精神不安、不眠を訴えるどちらかというと神経質な方に処方されます。発作性の発汗、肩こり、PMS、自律神経失調症にも効果があるとされています。
- 当帰四逆湯
- 帰耆建中湯
- 芎帰膠艾湯
- 血府逐瘀湯
- 柴胡桂枝乾姜湯
- 十全大補湯
- 折衝飲
- 八味地黄丸(八味地黄湯)
- 防已黄耆湯
- 補中益気湯
- 六味地黄丸(六味地黄湯)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯
※担当医や漢方内科など、医療機関にご相談のうえ服用ください。