不育症
不育症治療でよく使用される漢方薬
不育症の治療で、ステロイドの長期投与、低容量アスピリン療法などが行われていますが、ステロイドの長期利用は副作用等の問題を抱えています。漢方療法は、自己組織を拒絶する反応を起こす膠原病と同じことが母体と胎児間に起こるとされる、自己免疫異常性に有効といわれています。
主な漢方薬
- 紫苓湯
- ステロイドに似た作用があり、体の免疫力を抑え流産しにくい体をつくっていくとされています。
- 芎帰膠艾湯
- 出血を止める働きがあるので、妊娠中の出血を止めるのに使用されます。流産止めとして処方されることもあります。
- 当帰芍薬散
- 血を補い水分代謝を促し胃の働きを促します。不育症の方にもよく使われ、使用頻度の高い漢方薬の一つです。
※担当医や漢方内科など、医療機関にご相談のうえ服用ください。