不妊症
男性側の不妊症の原因
男性側の不妊症の原因は主に精子の量と状態によるものです。運動率・量が十分な精子を供給できないと、精子が頚管粘液の中を通って子宮頚管へ進入できず、子宮の中に精子が届かなかったり、精子が子宮内腔を通過して受精をする場所である卵管までたどり着けなくなります。
自然妊娠の妨げとなるもの
性交障害
勃起不全(ED)や勃起しても膣内にうまく射精ができない早漏・遅漏などです。これらはストレスなどの心因性のものが原因とされています。パートナーの理解とサポート、専門のカウンセリングなどが必要となります。
精子の通路障害
精子の通路である精管や尿道が、先天的または感染による炎症で狭くなり射精が困難な状態です。
精子の異常
精子の異常には次のような症状があります。
- 精子が作られない無精子症
- 精子が死滅または受精能力がない精子死滅症
- 精液1ml中に精子が2000万個以下の精子減少症
- 精子の数が正常の2倍以上ある精子過剰症
性器の形態
精子は睾丸(精巣)で作られますが、睾丸が小さい・やわらかい・軽いといった場合には睾丸萎縮症あることが考えられます。またまれに「停留睾丸」といって睾丸が外に出ておらず、太ももあたりにあることがあります。