眼精疲労・疲れ目の鍼灸治療 女性のための鍼灸サロンvvB

生活習慣の改善

生活習慣の改善が必須

眼精疲労(またはひどい疲れ目)になったら、日々の眼筋体操やケアをするかたわら、やはり根本的な生活習慣の改善が必要となってきます。テレビやPC、スマートフォンなどのデジタル機器の画面や本の細かい文字を長時間なるべく見ないで済むような、それらの依存度を少なくする生活を心がける必要があります。

画面をなるべく見ないで済む工夫

眼精疲労にかかわる環境

画面や細かい文字の本を見る時間を少しでも減らせるでしょうか?あまり用もないのについインターネット(ブラウザ)を開いてしまう、また画面の脇に表示されたリンクの文字に興味が湧いて、つい用件以外のページも開いてしまうなんてこともありますよね。そんな一つ一つの眼や脳に与える負担がいつの間にか眼筋疲労を引き起こしてしまうのかもしれません。

パソコンやスマホ等を使わないで済む作業はありませんか?他の物で代用してできるでしょうか。あえてノートや電卓を活用している方も多くなってきているようです。

何か長文を入力する時は、画面を見ながら考えるのではなく、画面から目を離し頭の中で文章をある程度考えてからまとめて入力するのも、目の負担を減らす一つの方法です。

スマホの時間を減らしませんか?

スマートフォン

ずっと画面を見なくてはいけないようなゲームはもちろんのこと、なるべくメッセージをやりとりする回数も減らすことはできるでしょうか?

リアルタイムでメッセージが届く機能はとても便利ですが、メッセージの着信があるたびにスマートフォンをのぞくのはやめて、要件はあらかじめまとめて伝えておくようにして、メッセージのやりとり自体を減らしましょう。見る頻度があれば無意識に依存度が下がり、結果一日に画面を見ている時間が減ります。本当に急ぎの用であればメッセージを打つのではなく電話(通話)の方が用件が早くまた眼を使わずに済みます。"昔ながら"ですね。

眼のピントを合わせるのに疲れた毛様体筋は20分くらいかかってやっと元に戻るといわれています。休む時は完全に眼の機能を"スリープ"にして、許される限り長く休みましょう。休んでいる間にスマートフォンや携帯電話などをなるべく操作しないでくださいね。窓の外の景色を眺めましょう。

自己のケアと眼精疲労の治療を併行

眼精疲労による体の不調がストレスを生むと、そのストレスによりまた眼精疲労が悪化してしまう悪循環が心配されますので、眼精疲労の解消には一定の期間内でなるべく集中的にケアを行いたいところです。ストレスを全く感じない、眼も十分に休ませられる環境で集中的に眼のケアを行えたらいいのですが、なかなか普段の生活でその環境を実現するのは難しいですよね。

それになるべく眼を休ませるように生活習慣を変えるということは、毎日の生活にとって何が必要かまたそうでないかという価値観の見直しにもつながることで、大きな決心が必要になりますし、決心できても強い意志を自分だけで維持して実行を継続することは簡単ではありません。

そこで当院では、ご自身によるケアと眼精疲労の治療を併行することをおすすめしています。生活習慣の改善は努力目標でも構いません。少しずつでも確実に元の健康に近い状態を目指して、眼精疲労解消に向けてご一緒にケアをして進んでいきましょう。

次のページで東洋医学の眼筋疲労の考え方・治療方法を説明しますのでご覧ください。

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