眼精疲労の原因
眼の使い過ぎだけではありません
なぜ眼精疲労になってしまうのでしょうか?眼を長時間使い過ぎるからでしょうか?
いえ、単に眼の使いすぎとは限りません。眼精疲労にはその原因によって主に次のようなタイプがあります。どの眼精疲労があてはまりますか?
眼精疲労の原因とタイプ
調節性眼精疲労
調節性眼精疲労は一番よくあるタイプの眼精疲労です。眼精疲労と言ったらたいていこのタイプのことです。この眼精疲労は眼のピントなどを合わせる機能がうまくいかないために起こります。
乱視や近視、遠視、老視(老眼)などによる眼精疲労はこれにあたるほか、自分にあっていない眼鏡を長期間使用して起こる眼精疲労もこれにあたります。
自分の力でも治せますのであきらめないでください!
筋性眼精疲労
眼球を動かす筋肉の異常によっておこる眼精疲労です。筋肉が疲労して起こる異常ではありません。斜視、斜位、輻輳不全(ヨリ目ができない)などが含まれます。眼科を受診してください。
症候性眼精疲労
目の疾患が原因の眼精疲労です。結膜炎・角膜炎・緑内障などが含まれます。視界が狭く感じたり、白っぽかったり、眼がかゆかったりするなど、眼精疲労の症状以外に思い当たる症状がありましたら、すぐに眼科を受診してください。
不等像性眼精疲労
極端な左右の視力差によるものです。この場合もまずは眼科を受診してください。
神経性眼精疲労
神経性眼精疲労はストレスなど自律神経機能の乱れによって起こる眼精疲労です。気分障害・心身症・神経症などが含まれ、ご自身の眼精疲労がこのタイプに該当するかどうかはとても判断しにくいのですが、自身でも治せる眼精疲労ですので、一つ一つ悩みを軽減・消化して症状を改善していきましょう。
眼の筋肉を休ませなさすぎ
一番多いタイプは最初に挙げた調節性眼精疲労で、頑張って何かを見続けようとして眼の筋肉が疲れて起こるタイプのものです。この場合、《目の使いすぎ》というよりも《眼の筋肉を休ませなさすぎ》が原因と言ったほうがより正確かもしれません。
それでは休ませるべき眼の筋肉とはなんなのでしょうか?次のページをご覧ください。