眼精疲労・疲れ目の鍼灸治療 女性のための鍼灸サロンvvB

眼精疲労解消の眼筋体操

眼筋体操は気軽な気持ちで

眼筋体操は、眼を動かす筋肉また眼の焦点を合せるために使う筋肉を鍛えつつ、そして柔らかくする体操です。回数や時間に決まりや制限はありません。ただ、少し体操をしたら眼を一度ギュッと閉じて力をゆるめてしばらく閉じたまま休ませてください。ちゃんとお休みを入れるのがポイントです。

外眼筋の体操

眼を動かす筋肉のための体操です。

左右に早く動かす

眼筋体操(外眼筋)左右

眼の高さくらい、顔からの距離は30cmくらいに両手の親指を上に立てて左右に広げます。顔は前を向いたまま、眼だけ左右に動かしつつ、指の位置を広げていって、視界ギリギリに入っている所で止めます。この体操の場合、両目で同時に一つの指を見られる必要はありません。

そしてすばやく眼を動かして左右の指を交互に見るようにします。確実に焦点を合わせなくても指の先端が見えている程度でいいです。とにかく眼を左右に速く動かすことに集中します。顔が動かないように注意してください。

最初は速く動かすことができませんが、慣れると速く左右に動かすことができるようになります。左右に動く眼の動きの勢いを感じられたら大成功です。

上下に早く動かす

眼筋体操(外眼筋)上下

上下方向にも同じ要領で行います。指を上下視界ギリギリの位置に立てて速く交互に見るようにします。しばらくしたら目を閉じて休むことを忘れないでください。

上下左右に回転させる

眼筋体操(外眼筋)回転

次に片手の指を立てて視界いっぱいに四角を描くように移動させそれを目で追います。何回転か四角を描いたら、今度は逆周りに同じ回数分まわします。なるべく速く行います。

毛様体筋の体操

ピントをすばやく合せてて、毛様体筋をほぐして鍛える体操です。

遠くの対象物の決定

はじめに、焦点を合わせられる範囲内で、なるべく遠くに小さな”点”を見つけます。外に見える看板の文字、または文字が大きすぎるようであればその文字の中にある”穴”の部分、それにビルの窓などなんかもOKです。ただし遠すぎて完全にぼやけていては焦点を合わす体操になりませんのでご注意ください。暗い対象物は焦点があわないので、夜でしたら明るい星やアンテナ塔などの先端の光などがよいです。屋外に見つけられなかったら、部屋の中で一番遠い物を選んでください。

近くの対象物(指)の決定

見る対象物が決まったらそちらに体を向けて、その対象物を見ながら、そのギリギリ真下に指の先端がくるように親指を立てます。これは眼を上下にあまり動かさないですむようにするためです。指から顔までの距離はなるべく近くがよいのですが、ぼやけず焦点が合ってハッキリ見える位置までにしてください。

交互に焦点を合わせる

眼筋体操(毛様体筋)

そしてその指の先端とさきほど決めた遠い対象物に、眼だけを最小限に動かして交互に見るようにします。その時、外眼筋の体操と違い焦点をしっかり合わせてください。指はハッキリと見えなければいけません。遠い対象物はなるべく焦点をあわせるように頑張ってください。

注意点はなるべく顔も眼も動かさないようにすることと、絶対に目を細めたりしないことです。目を細めるとピントを合せる訓練にならないどころか、逆効果となり普段ピントがあわなくなってしまいます。

とても疲れるはずですので、疲れを感じたら一旦眼をギュッと閉じてから力を抜いて少し休んでください

慣れてきたら、指をさらに顔に近づけることができるかもしれません。焦点を合せる力が強くなった証拠です。遠くの物と近くの物に早く交互に焦点を合わせることで毛様体筋をゆるませたり鍛えることができるのです。

以上が基本の体操ですが、指を8の字にしかも前後にも動かして焦点を合せるかなり高度な体操もありますが、読む文字がとても増えてしまうので割愛いたします。

生活習慣の改善が第一

以上、顔のツボ押しと眼筋体操を説明してきましたが、実は何と言っても効果があるのは生活習慣の改善です。眼のケアをしつつ、目を休ませる時間も増やしたいですね。次のページで生活習慣の改善について説明します。

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