しみ(肝斑)
しみ(肝斑)
「肝班(かんぱん)」は、 肝臓が悪くて出るものではなく、肝臓の色に似ていることからつけられたそうです。いわゆるしみのことですが、早い人で、28歳位から出来はじめ、その主な原因は、ホルモンと紫外線です。ただ、今日紫外線を浴びたからといって、すぐにしみができてしまうわけではありません。
しみの原因
若い頃に外に排出されずに皮膚に溜まったメラニン色素が、新陳代謝の衰える20代後半から急にしみとなって顔を出します。できる場所はおおよそ決まっていて、頬から口の周り、目の周りや、額の両側、鼻をはさんで左右対称にできるのが特徴です。
しみは、排卵が終って次の生理が始まるまでの約2週間、いわゆる黄体期にできやすいようです。シミの原因は紫外線だけでなく、この黄体期に分泌される黄体ホルモンも関係しているだろうと考えられています。ピルを飲むとしみが出来やすいのは、人工的に黄体期をつくっているためです。この黄体期に紫外線を浴びないように気をつけてください。
3月頃から紫外線の量は増えはじめ、最も紫外線量が多いのが5月、7月といわれています。外出時には紫外線からお肌を守るようにしっかり防御対策をしてお出かけください。また精神的に不安定になったり、イライラ・くよくよしたりすると、メラニン色素をつくる細胞が刺激されてしみを作ってしまいます。大好きなこと・ワクワクすることに熱中しているときのお肌は、艶々いきいきと輝いています。
おすすめのコース
しみに対し、エステや鍼灸治療などで直接的に即効的な効果を望むのは難しいと言われていますが、大きな原因の一つである睡眠不足や精神的なストレスを解消するには大変役立ちます。紫外線にもあまり当たっていないはずなのにしみが増えてきたという方は、一度、全身のオイルマッサージで深いリラックスを体験し、身体の内部から改善を促してみてください。