芎帰膠艾湯 きゅうききょうがいとう

「最近、手足が冷えて力が入らない…」 「生理の量が多くて、貧血気味でフラフラする」
そんな風に、体力が少し落ちているなと感じる方に知ってほしいのが、この芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)です。ちょっと名前は難しいですね。

🌿 なぜ効くの?「血(けつ)」を補い、止める力
漢方の考え方では、出血が続くと体の大切なエネルギーである「血」が失われ、それがさらに冷えや疲れを招くという悪循環に陥ると考えます。

芎帰膠艾湯には、「止血(出血を止める)」だけでなく、「補血(血を補う)」と「温める」生薬がバランスよく配合されています。

芎帰膠艾湯に含まれる「艾葉(がいよう)」は、実はお灸の原料であるもぐさのこと。 お灸で体の外側からも熱を加えることで、冷えを取り除き、血管をキュッと引き締めて不正出血を抑える力をサポートします。

🌸 こんなサイン、ありませんか?
この漢方は、以下のような症状がある方に特におすすめです。

手足の冷えと脱力感: 指先まで冷たくて、なんだか体に力が入らない感じ。

デリケートな出血の悩み: 生理の量が多すぎる(過多月経)や、予定外の不正出血。

妊娠中・産後のケア: 流産しやすい体質の改善や、産後の出血のコントロールに用いられることもあります。

🧘‍♂️ 鍼灸治療との合わせ技:内から補い、外から整える
おすすめのツボ(隠白・いんぱく): 足の親指の爪の付け根にあるツボ。古くから「血を止めるツボ」として知られています。
2. 「血」の通り道をメンテナンス
東洋医学では、婦人科系の悩みは「衝脈(しょうみゃく)」や「任脈(にんみゃく)」というエネルギーの通り道の乱れと考えます。 鍼でこれらの通り道を整えることで、芎帰膠艾湯で補った「血」が全身をスムーズに巡り、指先の冷えやフラフラ感の早期回復が期待できます。

3. 胃腸を元気にして吸収率アップ
せっかくの良い漢方も、胃腸が疲れていると吸収されにくくなってしまいます。 鍼灸で胃腸の働きを活発にすることで、漢方の成分をしっかりと体に届け、自ら「血」を作る力を高めていきます。

東洋医学のコンビネーション 「飲むケア(漢方)」×「整えるケア(鍼灸)」を組み合わせることで、体力が落ちている時でも、より優しく、力強く回復の階段を登っていくことができますよ。