生姜灸

段々と寒さも増して来ましたが、皆さん風邪はひいてませんか!?

寒い季節はよく生姜紅茶がいいっていいますよね。生姜には体を温めるこんな時期にオススメのお灸があります!それは生姜灸です。

生の生姜を1センチぐらいにスライスしてそれを軽くフライパンなどで温めます。(そのままだと皮膚にのせた時に冷たいから)
温めた生姜に粗悪艾を生姜の面積いっぱいに山盛り乗せたら完成です。

あとは、腰など冷えやすい所にのせて艾に火をつけたら、あとはじんわり温かくなるのを待つのみです。

ポイントは熱くなるまで我慢しないことです。火傷の原因になります。あくまでもじんわり温かいがポイントです。

生姜の薬効効果がバッチリこの季節にオススメのお灸です。

ただし、かなり煙が出ます。冷えは万病の元です。皆さんも温かい物を食べたり飲んだりして、この冬を乗り切りましょう。

腎臓の休息

突然ですが、以下の項目が思い当たる方いませんか?

  • 朝が苦手
  • 同じ6時間睡眠でも、スッキリ起きれる朝・スッキリしない朝がある
  • 沢山寝たのに怠い

それは腎の機能が衰えているからみたいです。
「みたいです…」と言うのは、私が通っているルーシーダットンの先生がレッスン中に話していた内容だからです。

臓器はそれぞれ自分達の時間を持っているらしく、 その時間に臓器を休める事が大切みたいです (腎臓の場合は23ー2時)。 ということは、深夜3時に寝たとすると腎臓は休む暇が無く、徹夜で働き続けているに等しいのです。それは辛いですよね。皆さん、自分に置き換えて考えてみてください。

私は徹夜なんてまず無理です。それが週に何回か、もしくは何日も続いたり、したら…それは辛いですよね(>_< )。夜更かしをすると言う事は、それだけ腎臓を酷使してることになるのです。

身体は老廃物を排泄する手段として水分と一緒に尿として排泄します。その尿を生成する腎臓が疲れていたら、水分代謝は低下し身体の水分が滞り、浮腫・冷えの原因になります。

腎臓を正常に働かせる為には、腎臓が休憩を欲している時間にはきちんと休ませてあげること。そのためには特別な用事がなければ23時には就寝することが大事です。腎臓にきちんと休憩を与え、元気に働いて貰う事が 身体の不要な老廃物を無駄に身体に溜め込まず、疲れにくい身体を作る近道になるのでは無いでしょうか。

春は三寒四温と言う言葉があるように、気候も不安定だったり 社会面でも色々と環境が変わる時期なので 疲れも溜まりやすい季節だと思います。

ただでさえ リズムを崩しやすいこの季節。なんとなーくテレビを観て 気が付いたらこんな時間!!と言うような 夜の時間をお過ごしの方は、少し就寝時間を意識してみてはいかがでしょうか。

女性の心と体(冷え性)

今日は過ごしやすい良いお天気に恵まれましたね。洗濯物が気持ちよく乾いていました。 通勤電車の中はもうクーラーがかかっています。クール・ビズという言葉がでてしばらく経ちますが、まだまだ実行しているのは一部の会社で、多くの会社員は真夏でもきっちりスーツを着込んでいるのを見かけます。

サロンでもよく、「会社の冷房がききすぎていて寒い、体が冷える」というお悩みの声を聴きます。男性に合わせて温度を調節している為、毎日の仕事場は女性にとって体が冷えてしまう厳しい環境になっているようです。

一般に「冷え性」は性ホルモンの不足や自律神経の失調から起こり女性に多くみられる症状ですが、先ほどのように冷房などによる外的要素、冷たい飲食物の摂りすぎなどでも起こります。

冷え性は病気ではありませんが「冷えは万病の元」といわれるように、冷え性はひどくなるにつれ様々な障害を体に及ぼします。体が冷えの状態になると血管や筋肉が収縮して全身の血液の流れが悪くなります。また常に冷えた状態ですと交感神経を緊張させストレスがかかっている状態になりますので、本来の治す力(自然治癒力)が働きにくい状態になってしまうのです。

ある調査によると、下腹痛・腰痛・頭痛など月経困難性を訴える女性332名中、冷え性を訴えるのは214名(64.5%)で、月経過多を訴える女性51名でも40名(78.4%)に冷え性が存在したといわれています。
また、常時強い冷えの女性30名選んで、生理前の心身の状態を聞いたところ、冷えの症状が無い人に比べて
「頭痛・頭重感」「下腹部痛」「腰痛」「腰がはる・だるい」「いらいらする」「怒りっぽい」「眠くなる」「疲れやすい」「思考力が低下する」などが明確に多かったと報告されています。

このように冷え性は婦人科疾患との関連も強いということがわかってきました。

「最近疲れが取れない」「少しのことでイライラしてしまう」「脚のだるさやむくみが気になる」など、病気ではないけどなんとなく不調が続いていて夏でも手足が冷たくなっているようであれば冷え性が原因かもしれません。

自分で出来る冷え性対策としてお勧めなのが半身浴です。お湯の中で温められた下半身の血液はゆっくり全身を循環していくため体は内側から温まり湯冷めもしにくくなります。疲れも取れますので20分以上ゆっくり入浴することを心がけてみて下さい。

冷房のきいている職場で一日お仕事をされている方は、ふくらはぎを冷やさないよう気をつけてくださいね。大きめのブランケットや可能であればレッグウォーマーでしっかり保温をしてあげてください。休憩時間には軽く屈伸運動をするのも効果的です。

ご参考までに…

体を温める食品: 生姜、葱、ニンニク(温めて飲むと効果的)

体を温め血をさらさらにする食品: 根菜類(こんにゃく、ごぼう、人参、山芋、蓮根)

暑い国の食べ物、夏に摂れる野菜や果物には体を冷やす作用があります。季節の食物を食べることは大切ですが冷房のきいている現代の環境の中では摂りすぎに気をつけましょう。特に冷え性を自覚している方はコーヒーよりは紅茶、スイカよりはリンゴなど、意識して飲食物を摂るよう心がけて下さいね。

レディース鍼灸(冷え性):形井秀一(著)参照