吹き出物 原因 対策

吹き出物やニキビは化膿性疾患の一つで、何らかの原因で身体に熱が発生していると考えられます。その熱と老廃物(余分な栄養素や分解・解毒しきれなかった毒素)が組み合わさると主に顔に症状が表れるのです。

また、肉類やお菓子の食べすぎ、暴飲暴食などをすると消化器官に負担がかかり、動きが鈍くなる為、未消化の食べ物が吸収され、血液中の異物を増やし結果的に肌を荒らすことになります。

その他にも、寝不足やストレスで身体に疲れが溜まっていると、東洋医学的には「肝」が上手く機能していない状態となり、血液を浄化する機能が落ちて老廃物を排除できなくなっていると考えます。

このように、吹き出物はストレスや疲労からも出来やすくなりますが、やはり一番の原因は食べ物にあります。

吹き出物を治すためには、血液の流れをスムーズにする必要があります。血液中の老廃物が多くなると血液がドロドロの状態になり、皮膚の栄養状態が悪くなる為、抵抗力が低下し細菌が繁殖しやすくなります。

血液の流れを良くするといって水をたくさん飲む方がいますが、それに合う人と合わない人がいます。

水を飲んだ方が良い人は身体に熱が篭っていて上手く出て行くことが出来ない為、水分を摂って気化熱を利用して熱を下げる必要があります。

反対に熱を放出し続けている人は水を飲むとさらに熱が出て行ってしまうため身体が余計に体温を上げようとして更に熱を産生してしまいます。合わせて、水分を身体に貯めて熱が逃げていくのを防ごうとするため、むくみの原因となります。

また、肌を清潔に保つことも大切ですので、ダブル洗顔をきちんと毎日行なうようにしましょう。

吹き出物が出来ると治るまで時間が掛かりますし、メイクもあんまり楽しくなくなってしまいます。生活を見直してきれいな肌を目指しましょう。

参考文献

顔をみれば病気がわかる
著者:猪越恭也

暑がりで便秘が気になる方へお勧めのお茶

冬でも汗が出やすく、便秘や吹き出物が出来やすいと感じられる方は、身体に熱がたまっている方が多く、その熱をとってあげることで、このような体質を改善に導いてくれます。

熱をとってくれるお勧めのお茶は

  • ウーロン茶
    熱をとる作用もありますが、脂肪を分解させる働きが有名ですよね。
  • どくだみ茶
    名前からご想像できるかと思いますが、解毒・抗菌が作用があります。便秘の解消を促す作用もありますので、吹き出物でお悩みの方にもお勧めです。
  • 菊花茶
    その名の通り、菊の花を乾燥させたお茶です。身体の熱をとるだけではなく

目の疲れをとり、潤いを取り戻す作用があるので、デスクワークで目がお疲れの方やドライアイが気になる方にお勧めです。

冷え性・むくみ性の方にお勧めのお茶

お茶には、身体を冷やすものと温めるものがあります。

知っている方も多いと思いますが、基本的には、暖かい地方で作られるお茶は身体を冷やす作用があり、寒い地方で作られるお茶は身体を温める作用があります。

ですので、好きな方が多いコーヒーは南国育ちなので冬はお勧めできません(:。;) 緑茶やウーロン茶も実は身体を冷やしてしまうんです。

身体を温めてくれるお茶でお勧めなのは

  • 杜仲茶
    身体を温めてくれるだけでなく、コラーゲンの代謝を促し美肌にする効果や疲労回復効果・内臓を強くする作用があります。
  • ジャスミン茶
    ジャスミンの香りはストレスを和らげる効果があるといわれ、また、血液の循環を促進して身体を温めてくれます。
  • メイグェイ茶
    慢性の肩こりや頭痛をお持ちの方にお勧めです。ドロドロの血液を解消し、血液の循環を促進してくれます。
  • プーアル茶
    むくみや吹き出物に効果があり、脂肪を分解してくれる作用もあるので嬉しいですね。
  • 紅茶
    身体を温める代表的なお茶ですね。特に冷えている時は生姜をいれたりすると芯から温まります。

背中ケアで後姿も美しく

背中はニキビの他に日焼けによってシミが出来てしまったりしますが、自分では見えない位置にあるとお手入れが難しく、ついつい怠けてしまいがちです。

けれど、いくらお顔のお手入れをしっかりしていても、水着や背中の大きく開いた服を着た際に背中にニキビやシミがあっては美しさが半減してしまいます。

まずは、背中ニキビから・・・

背中は頭皮の次に皮脂腺が多い場所で、元々ニキビの出来やすい環境にあります。さらに、夏は汗をかきやすいのでトラブルが起こりやすく、また1度トラブルが起こると治りにくいので予防ケアが大切になります。

予防のためには、皮脂や汗をしっかりと落として清潔な状態を保つことが重要です。理想的な対策は、朝晩(1日2回)シャワーを浴びて石鹸で良く洗うことです。汗をかいてもハンカチなどでこまめに汗を拭きましょう。

また、トラブルが起きても刺激を与えるとシミになったりニキビが悪化したりするので、やわらかいタオルで荒い、下着は綿素材に替えると良いでしょう。背中のニキビは汗と衣類の刺激で悪化しやすいので、特に汗をかきやすい夏は肌着に注意して下さいね。

これ以外では、髪の長い方は、シャンプーやトリートメントがきちんと流しきれず背中に付着したままになっていることが原因の事が多いです。ぬめりがなくなるまで背中を流しましょう。

続いて、背中のシミについて・・・

背中のシミには2種類あり、炎症性色素沈着と花弁状色素斑に分けられます。

炎症性色素沈着は、ニキビあとや虫刺され、傷などが茶色いシミになったものです。背中全体に散らばって出来ます。新陳代謝を上げて綺麗な皮膚が出てくるまで、スクラブ入り洗顔料で優しく洗ったり、ピーリングを行なうと良いでしょう。

花弁状色素斑は、急激な日焼けによって肩から背中にかけて小さな花びらのような形のシミが散らばって出来るものです。レーザーで治療できますが、赤みが消えるのに時間がかかってしまうそうです。

どちらも予防出来るものなので、日焼けやニキビを作らないようにしてシミが出来ないようにして下さいね。正しいケアをして後姿にも磨きをかけましょう!

参考文献

本当に正しい大人のスキンケア~美容皮膚科医が教える美肌テクニック