カッピング(吸玉)

鍼灸サロンvvBでは、鍼灸治療と併せて、カッピングを始めました。

カッピングについては、民間療法として昔からおこなわれているものの、あまり知られていないので歴史や、効果など紐解いてみたいと思います。

カッピングは別名吸い玉治療や、吸角治療とも言われます。

中国では抜罐(ばっかん)療法ともいわれています。

吸玉/吸角/カッピング

吸玉はガラスやプラスティックのものを真空状態にして皮膚を引っ張って吸引刺激をあたえる治療法です。筋肉質の方や、エネルギーがある方でなかなか肩こりや背中の張りがなくならない方に鍼灸治療と併用しておすすめしたい治療です。

昔は吸角という名前のとおり、動物の角=中が空洞のものを使って施術を行っていたという記述があります。

今でも治療院によっては、牛乳瓶や、竹、湯呑みを吸角代わりに使用している先生もいらっしゃいますが、当院では、安全性と衛生面を考えプラスティック製のものを使用しています。

カッピング療法の効果ですが、身体の新陳代謝を活性化します。

その他に

・血行を改善し身体を温めたり、関節の動きを滑らかにする

・神経の働きを整える

・皮膚のターンオーバーを促進

・痩身やデトックス効果

・内蔵機能の向上など、様々な効果があります。

施術が終わった後、治療した箇所の痕が残る場合がありますが、東洋医学では、身体の気血津液の流れが停滞しているため、吸引することで体表に出てくる、いわば、瘀血ともいわれます。

コリの強い所や滞りのある場所ほど色が濃い、赤や紫色の丸い痕がつきます。しかしこれらの痕は一週間ほどで消え、ずっと残るものではありません。何度もやっているうちに色は段々と薄くなることもあります。また、夏は、背中のあく服を着る時など痕がみえて恥ずかしいという声もあるので、ニーズに合わせ見えない部位にあてるなどのカッピング療法も行っております。

カッピングをお勧めする症状の例として下記のものが挙げられます。

肩コリ、寝違え、背部痛、腰痛、捻挫、坐骨神経痛、頭痛、便秘、風邪の予防改善、生理痛、ストレス、不眠、不妊などなど。

他にも様々な症状にお使いいただけるので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。鍼が怖い、恐怖感があるという方にもおすすめです。

昼間は暑いですが、夜は少しずつ虫の音色が大きくなってきました。暑いのももう少しですので頑張って乗り切りましょう。

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