東洋医学の子宮内膜症と鍼灸治療
子宮内膜症の原因
瘀血(左)と健康な血(右)
東洋医学的に子宮内膜症は、冷えや瘀血に深い関係がある考えられています。内因(体内部の原因)としては陽虚、外因(環境の原因)としては冷房や寒湿などがあります。症状としては、腹部・腰部・上下肢の冷えや痛み、月経不順などが現れます。
よく使用される漢方薬
ただし、子宮内膜症において一般的な治療としてはホルモン剤を用いるため、漢方は補助的なものです。漢方だけに頼るのではなく、西洋医学と東洋医学をうまく組み合わせることが大切です。
鍼灸治療の方針
下腹部・腰部を中心に温め、気血の巡りを改善します。鍼とお灸を併用します。鍼灸治療のペースとしましては、毎日または隔日が理想ととされていますが、1週間に1度や2週間に1度でも効果はあります。効果の現れは個人差もありますが、体質を少しずつ改善していくいきますので3ヶ月から6ヶ月くらいをみてください。
また鍼灸治療だけでは改善が難しいものもありますので、かかりつけの医師と相談していただきながら、身体に負担の少ない治療を選んでいきます。
鍼灸治療で主に使用する経穴
養生法
- 下半身を中心に温める
- 上半身が温かくても下半身(特にお尻周り)は冷えているという方が多いので、お腹・お尻周りを中心に温めると血行がよくなり症状の緩和に繋がります。また、温野菜や温かい飲み物などをなるべく摂るようにし、身体を内からも外からも冷やさないように気をつけてください。
- 軽めの運動やストレッチの習慣
- 体を動かすことは、身体の気血を停滞させないためにとても重要です。最近ではWiiなど楽しみながらできるものや、ウォーキングをお友達とされている方も多く見かけます。ご自身にあった楽しめるスポーツを探してみてはいかがでしょうか?
子宮内膜症でお悩みの方へメッセージ
子宮内膜症に限りませんが、発見・処置が早いことが理想ですし、病気になる前に、日頃からご自身の体に注意を払い、ケアしてあげることもとても大切になってきます。少しでもおかしいなと思うことがありましたら病院で一度検査することをおすすめいたします。私どもは鍼灸治療で、痛みの改善や病気になる前のお身体のケアなど、できるかぎり皆様のお力になりたいと考えております。