月経不順の東洋医学的な原因は、肝欝(かんうつ)によるものと腎虚によるものに分けられます。
抑うつや激怒により肝の疏泄が失調すると発症します。一般的に、肝の疏泄が過度になると月経は早くなり、疏泄が及ばないと月経が遅くなると言われています。なので、肝の疏泄が一定せず過度になったり及ばなかったりすると月経周期が不安定になります。
主な症状は経血量が安定しない、乳房の脹痛、胸脇部の脹痛、抑うつ感、ため息などがあります。
先天の腎気不足や房事過多(過度の性生活)による腎気の消耗により、腎の精血を蓄える作用が失調して衝脈、任脈に及んで発症します。
主な症状として経血量が少ない、耳鳴り、頭のふらつき、腰のだるさなどがあります。
月経不順の鍼灸治療は、原因によって多少の違いはありますが、主に脾、腎、肝のバランスを整えることを目的に施術してまいります。
根本的な治療となるため、効果が出るまで時間がかかりますが、2週間に1回くらいのペースであせらずにじっくりと治療していきましょう。また、鍼灸治療だけでなく、月に1回は必ず産婦人科の診察を受けていただくことをおすすめいたします。
症状や体質によって多少変わりますが、主に以下のツボに鍼灸治療を行っていきます。
病院などで薬を処方してもらうと症状は軽減しますが、それとともに日常生活で下記のことに気をつけて生活して、症状の軽減と根本的な改善をはかりましょう。
月経の状態を人と比較する機会はあまりありませんが、毎月起こる月経は自分の身体の状態を教えてくれる数少ない貴重な機会です。子宮や卵巣に関する病気の早期発見のためにも、普段から自分の月経の特徴をつかんでおきましょう。
西洋医学の治療にはホルモン剤を使用することが多いのですが、自分の身体の調子を整えることも症状の改善への近道となります。私たちは、みなさまのお身体の調子を整えることで、一日でも早く症状が改善するためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
体質改善
婦人科疾患
その他